矯正歯科治療ガイド

2019.08.05

一般歯科で矯正歯科治療を行うメリットは?(2)

前回に引き続き、一般歯科で矯正歯科治療を行うメリットについて6~10をお伝えします。

 

6.補綴治療が必要な場合、治療計画を総合的に立てられる

補綴(詰め物や被せ物)治療に主軸を置いた治療計画に、矯正歯科治療を取り入れることが出来ます。

それによって、治療計画をより総合的に立案することが可能となり、よりよい補綴治療が出来ます。

 

7.矯正歯科治療中に他の治療も継続して行える

矯正歯科治療を行いながら、歯周病の管理や治療、う蝕(虫歯)の管理や治療などを十分に行うことが出来ます。

 

8.かかりつけ医として矯正歯科治療ができる

患者さまの生活環境を考慮したアドバイス、咬合のチェック、補綴装置の修理など、一般歯科でしか対応できない複雑で細やかな部分へのアプローチが可能です。

 

9.保定中のメインテナンスが多角的な視野で行える

歯列の後戻りだけでなく、歯周組織の状態や早期接触の有無などのチェックを合わせて行うことが出来ます。

また問題に気付いたときに必要な処置をその場で行うことが出来ます。

 

10.ひとつの歯科医院で治療が完結する

矯正歯科治療、補綴治療、歯周治療などすべての治療に対し、一つの医院が一貫して責任を負うことができ、患者さまの利便性も高くなります。治療後に歯並びが乱れてしまうなど患者さまの望まない状況になっても、他院と責任の押し付け合いになることもありません。

 

このように一般歯科で矯正歯科治療を行うメリットはデメリットよりもはるかに多くあります。

ただし、すべての矯正歯科治療が十分にできるとは限らないため、信頼できる矯正専門医のサポートのもとで治療を行うことが望ましく、診療内容に適応できる歯科医師・歯科衛生士が必要と考えます。

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